そもそも家は雨風をしのぐために作られました。
柱を立てて屋根をのせて作られた住まい=“竪穴式住居”です。地熱により夏は涼しく、冬は暖かい室内環境を維持できる、とても理にかなった住まいでした。平安時代、島原では江戸の頃まで、この原型の住まいが続いたそうです。
自然淘汰され今なお生き続ける家のカタチ=“三角屋根のオウチ”。
小さなこどもたちが描く誰でも頭に浮かぶスタンダード。これが【the ouchi(ザ・オウチ)】なのです。
弥生時代を代表する登呂遺跡の近くに、the ouchiの本社は建てられました。歴史ある登呂の地は、「暮らし」の本質を見つめてものづくりに臨む最適な場所でした。
暮らしに必然的な”機能美”を、日本の歴史の中で成熟した在来工法をもとにシンプルに組みあげていく。手間と時間をかけて細部まで仕上げをする。わたしたちは住む人を想いながら、ずっと変わらないまっさらな家を造り続けています。